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フリーランスのZend Framework案件って稼げるの?

エンジニアが扱う様々な言語や技術について紹介している本シリーズですが、今回はZend Frameworkを紹介していきます。Zend FrameworkはPHP5で実装されたWebアプリケーションフレームワークです。Laravelなどの新しいフレームワークと比較して長い歴史を持っており、大規模なWebアプリケーション開発に使われてきました。このZend Frameworkに関して

「どんな特徴がある言語なのか」

「エンジニアとしての案件にはどんな内容があるか」

「今後の将来性はどうか」

といった観点から説明していきます。

Zend Frameworkとは

公式サイトより
https://framework.zend.com/

Zend Frameworkとは、PHP 5で実装されたオブジェクト指向Webアプリケーションのフレームワークであり、Zend Technologies社が開発しました。開発に関してはZend Technologies社が単独で行っているわけではなく、PHP開発コミュニティやIBM/Google等の企業と一緒になって進めています。情報展開に関しても積極的に行われており、アップデートの際には数十か国でほぼ同時にマニュアルが更新されたり、コードサンプルや主要なコンポーネントなどの多くの情報が公開されています。
※2020年1月からはLaminas Projectと改名することが発表され、今後は正式にこの名前で使われていくようです。

続けて、Zend Frameworkが持っている具体的な特徴を見ていきましょう。

柔軟な拡張が可能

Zend Frameworkは、それぞれのコンポーネントがそれぞれ独立しています。コンポーネント同士のコネクションが寛容な設計になっており、特定のコンポーネントのみをダウンロードして、ライブラリ的に使用することが可能です。したがって、必要なものだけを選択して読み込んだり、標準コンポーネント以外のものと併用して使用することで、開発したものを柔軟に拡張していくことができます。

開発したプログラムのメンテナンス性が高い

Zend FrameworkはMVCモデルを使用しているため、機能ごとに開発コードが分離されることで処理が明確になります。開発者にとっては、どの処理とどのコードが結びついているかわかりやすく、コードの整備が容易になるメリットがあります。Webサービスに関する多くのコンポーネントを揃えていることから、ライブラリとしてほかのフレームワークのWebアプリケーション上に組み込んで使うケースにも対応できます。

Zend Frameworkは全体として非常にシンプルな構成をしています。

  • しっかりとテストされたベースとなるコード
  • 拡張性に優れている
  • 単純明快で利用しやすい
  • 起動/実行に必要な設定ファイルが必要ない
  • 他のアプリにとらわれない柔軟な構造をしている

以上の点からシンプルな作りをしていることがわかります。

Zend Framework案件の内容とは?

エンジニア向けに提示されているZend Framework案件の内容を見ていきましょう。実際に募集しているZend Frameworkを扱えるエンジニアは下記のような内容で募集されています。

  • クラウドシステム開発
  • 競輪サービスの機能追加開発
  • ネイティブアプリ3Dゲームのサーバーサイド開発

Zend Frameworkは、PHP専用のフレームワークであることから、案件として募集している内容を見てもサーバサイド開発のものがメインです。開発の規模としては、大規模なものが多いです。開発の規模が大きくなればなるほど、後で改修を加える際には多くの工数が必要になってしまいます。その点Zend Frameworkは、柔軟な拡張が可能であったり、メンテナンス性が高い特徴を持っており、比較的大規模な開発の場面でよく使われます。

Zend Framework案件の将来性はあるの?

それではZend Frameworkは、これからの需要という観点ではどうかに関しても見ていきましょう。結論から言うと、Zend Frameworkの案件は増えにくくなっていくと考えられます。なぜならば、近年登場したLaravelやFuel PHPの人気が高まってきており、Zend Frameworkを使うユーザ数が減っていくことが予想されるからです。Laravelは2011年、Fuel PHPは2012年と登場してからの歴史は決して長くないフレームワークです。しかし、今までのフレームワークが持っていた長所/短所を踏まえたうえで開発されており、より開発者が扱いやすいように調整されています。短い期間で多くの人が使用するほどに人気を博しているのです。

Zend Frameworkも継続的に改修が行われているとはいえ、根本から扱いやすいLaravelやFuel PHPと比べるとどうしても使い勝手に差が出てきてしまいます。そのため、今後扱うユーザや案件が増えていくことは考えにくいでしょう。2019年12月現時点でも、案件数としては多くない状態にあります。

Zend Frameworkエンジニアの単価相場は?

続けて、フリーランスのエンジニア向けに提示されているZend Framework案件の単価を見てみましょう。正社員と同じように、フリーランスのエンジニアも経験年数に比例して単価が高くなるように設定されています。実際に案件を見てみると、経験年数と月収は下記のように比例して伸びています。

  • Zend Framework経験2年未満   月50万円以下
  • Zend Framework経験3年     月60万円以下
  • Zend Framework経験4年     月70万円程度

経験が4年以上あれば月70万円を超えていくことも可能です。ただ、参画する案件によっては3年以下の経験でも月60万円を超えた単価で受注することもできます。Zend Framework案件はPHP案件の単価相場よりも多少高めに設定されています。これは、Zend Frameworkを扱えるエンジニアが減ってきており、その分提示される単価が高めになっているからだと考えられます。ただ、単価自体は高くても案件の数自体がそもそも少ないため、参画することがそもそも難しいという点は認識しておきましょう。

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Zend Framework案件で稼ぐためには?

Zend Framework案件の中でも、設定されている単価には大きな差があります。高い単価の案件を見てみると、提示されている内容にある程度の共通点が見えてきます。本章では、高単価案件に共通して存在する特徴から、どういったスキルや経験が求められるのかを見てみましょう。

マネジメントスキル

Zend Frameworkを扱う案件では、社内で使うWebサービスを開発するケースが多いです。そうなると、言われた通りに開発をするだけが仕事ではありません。開発したサービスを使うユーザさんの要望を聞き、それをどう形にするのかを考えなければいけません。要件定義/基本設計といった開発に着手する前段階から対応できる能力が必要になります。そのため、ビジネス視点を持っているエンジニアは重宝されます。お客さんが求めていることを読み取って活躍してくれることが期待できるからです。

LAMP環境の知識

Webアプリケーションを開発する上では、LAMP環境に対する理解が必要になります。LAMPとは、Linux/Apache/MySQL/PHPというサーバーを構築する上で欠かせない4要素の頭文字を並べたものです。PHPエンジニアと一括りに言っても、LAMP環境の構築経験があればwebサービスが動作している裏側まで考慮して仕事を進めることができます。高単価を出している案件では、当然ながら多くのエンジニアが募集してきます。そこで選ばれるためには、複数の視点でプロジェクトを見る能力が必要になってきます。LAMP環境の知識があれば、Webアプリケーションを形作るフロントサイド/バックサイドそれぞれの視点を持てるため、理解が深いエンジニアとして重宝されます。

まとめ

以上、Zend Frameworkについて「そもそもどんな言語なのか」「エンジニア向けの案件としてはどんなものがあるのか」という観点でお話させていただきました。Zend Frameworkは、登場して数年は多くの企業で活用されて多くの案件があるフレームワークでしたが、LaravelやFuel PHPの登場により人気を落としています。2019年12月現在では案件数も少なく、今後この技術だけで活躍していくことは難しいと言えるでしょう。もし現在、Zend Frameworkをメインに扱っている方で本記事を読んでいただけたのであれば、この機会に別のフレームワークや別の言語にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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