「年収1,000万円のフリーエンジニアが実践する3つのこと」セミナーを開催しました(2018/8/30)

年収1,000万円のフリーエンジニアが実践する3つのこと

先日8月30日(木)、Emilee初イベント『年収1,000万円のフリーエンジニアが実践する3つのこと
~ 現役フリーエンジニアの大和賢一郎氏に、元Amazonマネージャーと迫る ~』セミナーを開催しました。

当日は、年収1,000万円を稼ぐITフリーエンジニアである大和賢一郎さん(著書「エンジニアがフリーランスで年収1000万円になるための稼ぎ方」)をお迎えし、実際に「どのようなことを考え、何を実践しているのか」当社黒田が対談形式で解き明かしていく形で進行。大和さんには、具体的な事例を交えながら解説いただくと共に、参加者からの質問を途中で交えインタラクティブな会となりました。

フリーエンジニアは、本当に稼げるのか?

ひとつ目のテーマは「そもそも、フリーエンジニアは稼ぐことができるのか?」という内容から始まりました。
フリーランスになる時、多くの方が不安に感じるのが「安定的な収入の確保」です。
そこでまずは、2012年に独立し現役のフリーエンジニアとして活躍する大和さんに、実体験を含めお話しいただきました。

『よく広告などで見る「フリーランスになれば年収が2倍」には注意が必要。』と大和さんは参加者に伝えました。

  • 『額面上は2倍になるかもしれないが、その中から自分で支払わなければならない、税金、年金、社会保険費などがあり、そのまま“使えるお金が2倍”になると思わない方がいい。』
  • 『ただ、年収額も納税額も自分でコントロールできるのが、フリーランスの良いところ。どれくらい稼ぎたいかは自分次第というのが会社員時代との違い』
    (大和さん)

会社員の年収は、上司の主観による評価など決まることが多いですが、フリーエンジニアの場合、自分の市場価値で報酬額が決まります。案件情報と共に必須スキルや報酬額などを載せているWebサイトも多くあるため、自分の年収は自分で決めることができる環境があると言えます。

1,000万円エンジニアが実践している3つのこと

続いて、1,000万円プレイヤーである大和さんが「実践していること」に迫りました。

フリーランスの働き方と聞くと、自宅やカフェでの場所に縛られないスタイルをイメージする方が多いかもしれません。大和さんは、2012年に独立し翌年の2013年から常駐案件に参画されています。なぜ、自由な印象があるリモート環境ではなく、会社員と似た環境となる常駐案件を選んだのか、聞きました。

第一声で『友達は友達で、ビジネスパートナーではない』と発した大和さん。

「知り合い経由の仕事やクラウドサービス経由の案件なども経験した」という大和さんは「トータル的に考えるとエージェント経由の常駐案件が一番安定的に無駄なく稼げる」と、以下のように例を挙げて説明してくれました。

知り合い経由の場合は、
  • 「価格設定」「業務範囲」「コミュニケーション」の面で、問題がある。
  • 「エンジニアなら、なんでも作れるんでしょ?」、「これもついでに頼める?」、「友達だから、安くやってね」など、間違った認識や割に合わない条件での依頼がある。
クラウドサービス経由の場合は、
  • 「発注者が仕様を理解していない」場合も多く、「コミュニケーションコストなど開発工数以外の工数が非常にかかる」。
  • 「何人かで価格競争になって単価が下がる恐れ」がある。
逆にエージェント経由の場合は、
  • 「自分の時間をエンジニア業にフルに集中させることができる」
  • 「自分の希望を伝えておけば、自分では見つけられないような企業を紹介してくれる」
  • 「言わばブラック企業などはエージェントが排除してくれる。」ため、良質な案件が多い

さらに、大和さんからエージェント経由で案件に参画する場合の注意点について、紹介がありました。

  • 「自分の求める条件を明確に伝える」ことが重要で、大和さんご自身は、『最低報酬』『希望エリア』『大企業NG(ベンチャー企業を希望)』の3つを明確に伝え、その条件にあてはまる案件をエージェントに探してもらう。

そして、最終的に案件を決める基準は『自分を求めてくれるかどうか』だと言います。

  • 『必要とされている案件に入ると、参画時にまず感謝される。参画後も重宝されて、精神的に楽。
    参画条件をクリアしていることが大前提になるが、同じ働くのであれば、一番求められている案件に参画することが、お互いにハッピーになれる』
    (大和さん)。

「求められている感」を測る一つの方法として、大和さんは「面談の設定が早い」、「すぐにオファーが出る」という2つを基準にしているとのことで、『そういう会社は本当にすぐに人が欲しい状態で、行くと感謝される』ということでした。

「通勤時間が短いか」「報酬額が高いか」などに気を取られる方が多くいらっしゃると思いますが、大和さんの話に多くの参加者が納得した様子でした。

稼ぐフリーエンジニアが案件に入る前にやっていること

次のテーマは「案件参画が決まった後」についてです。

多くのフリーエンジニアの方は、今の案件が終わる一か月くらい前から次の案件を探し始めるため、次の案件参画まで3~4週間の時間があります。参画する案件が決まってから、実際に案件が始めるまで、どのように過ごすべきなのでしょうか。

『現場独自のルールや仕様について分からないのは仕方がないが、一般的な技術については分からないことがない状態で迎えることが重要』と、大和さんはアドバイスしました。

  • 『新しい案件で、どのような環境、どのような技術を使っているか確認し、はじめて聞くような言葉、未経験な技術があれば、徹底的に予習する。』
    『プロのエンジニアであれば、今日分からないことでも、調べれば「知っていること」に変わる。2、3日後には「わかること」になり、1~2週間経てば「できる」ことになる。だから、参画時には「できる」ことになっている』(大和さん)

参画前のこの取り組みが、参画後の早期に信頼を獲得することにつながり、自分自身の仕事しやすさ、その後の「稼げるエンジニア」に繋がっていくことが感じられたテーマとなりました。
フリーランスエンジニアのためのセミナー

フリーランスエンジニアのスキル向上と最新技術への適応について

終盤には、スキル向上や最新技術動向などについての話となりました。
将来の保証がないフリーランスにおいて、関心が高いテーマだったこともあり、参加者の方にも加わっていただき、インタラクティブな議論となりました。

大和さんは、「フリーエンジニアの世界は傾向を把握しやすい」と解説してくれました。

  • 「どのようなスキルや経験だと、いくらぐらい報酬が貰える」「どの技術を使った案件が増えてきた・減ってきた」などがエージェントのWebサイトの案件情報を確認すれば、傾向を把握するのは比較的簡単。
  • 案件情報を見れば、「今の自分の価値はどの程度なのか、自分が希望する年収になるためには、今後何をしなければならないのか」がある程度わかる。(大和さん)

スキルアップついては、

  • 『興味がある分野については、基本「いじり倒す」』という大和さんから
    『Web、本などを参考にするが、今は環境構築などにもそれほどお金がかからない。まずは触ることが大切』

との話がありました。

一方、傾向が分かったとしても、即戦力を求められるフリーエンジニアの場合、新技術や未経験の領域へのチャレンジが難しいことがあります。

黒田からも「私たちは多くのエンジニアのサポートを行っているが、自己学習だけで実務経験がない領域へのチャレンジは、なかなかアサインが難しいと感じている」とエミリーエンジニアでエンジニア支援の現場に携わる中での課題が投げかけられました。

参加者の中から、案件を選ぶ時に意識していることとして「自分が得意な分野と未経験な要素の両方がある案件を選び、得意分野で信頼を勝ち取りながら未経験の分野にも着手していくような方法で、対応可能な分野を増やしていく」との取り組みが紹介されました。

「自分で案件を選べる」フリーランスだからこそ、「今後」を見据えた案件選びも大切になることが共有されセミナー本編は終了となりました。

参加者からの質問

最後に、参加者からの質問を一部紹介します。

  • Q.案件が途切れてしまった場合はどうするのか?
  • A.(大和さん)
    エンジニア数<案件数のため、その心配はない。今は、「エンジニアが足りない」時代。
    タクシーが、お客さんを降ろした後、次のお客さんを乗せる。のと同じ。
    エンジニアも、今の案件が終われば、次の案件が見つかる。
  • Q.ベンチャーやスタートアップは、お金がないので報酬は安いのか?
  • A.(大和さん)
    ベンチャーやスタートアップにも種類がある。
    事業会社や投資家が付いて、資本が入っているベンチャー・スタートアップ企業は、金はあるが人がいない状態。そのような会社は、報酬は低くないし「求められている感も高い」。

今回のセミナーには、現役フリーランスの方と会社員の方、ほぼ半数ずつご参加いただきました。
セミナー後は、ドリンクやフードを食べながらの交流会を実施し、大変盛り上がりました。引き続き、大和さんに熱心に質問する方、参加者同士でエンジニア談義を交わす方、会社員の方がフリーランスの方と情報交換するなど、皆さまの意識の高さを感じました。

エミリーエンジニアでは、フリーエンジニアの方が安定的に「稼ぐ」ために、案件の紹介だけではなく、キャリアプランの相談、様々な情報提供などを行い、サポートしていきます。
今後も様々イベントを企画してまいります。皆さまのご参加をお待ちしております。

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開催概要

日時:2018年8月30日(木)19時30分~21時00分(受付開始19時10分)
場所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 第二会議室 A

スピーカー

大和賢一郎
ITフリーエンジニア

日立製作所に14年勤務後、2012年に独立して「東京ウェブ制作」を設立し、代表を務める。2013年より常駐案件に参画。取得資格は、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、第二種情報処理技術者、MCP認定技術者。プログラミングスクール講師。著書に『エンジニアがフリーランスで年収1000万円になるための稼ぎ方』など多数、「めざせ!会社の星」などマスコミ出演含め、精力的に情報発信に努める。
url : https://kenichiro-yamato.jp/cms/

黒田淳一
株式会社ビスタクルーズ 取締役

外資系コンサルティングファーム、外資系ソフトウェア、アマゾンジャパン合同会社の後、2017年8月より現職。アマゾンジャパン合同会社ではBtoBである出品者向けの事業部やBtoCである食品や消費財を扱う事業部にて、チームマネージャーとして新サービスの立ち上げや初期フェーズからの事業拡大を実績として持つ。

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