フリーランスエンジニアでも加入できる社会保険の種類とその方法

「フリーランスエンジニアでも社会保険に加入できるのか」
「フリーランスエンジニアが加入できる社会保険には何があるの?」
と疑問に思っている人は多いのではないでしょうか。

フリーランスエンジニアとして活動しようと思っても、ずっとサラリーマンをしてきた人にとっては社会保険などの知識は一切ないことでしょう。
この記事ではフリーランスエンジニアが加入できる社会保険の種類や、加入する方法などについてまとめました。

具体的には、

  • フリーランスエンジニアでも社会保険に加入できるのか
  • フリーランスエンジニアが加入できる社会保険の種類

を紹介いたします。

実際にフリーランスエンジニアとして活動する上で必須の知識ですので面倒くさがらずに覚えておきましょう。

フリーランスエンジニアでも社会保険の加入はできるの?

ここで指す社会保険とは、主に国民健康保険以外の健康保険という意味で説明しております。
社会保険というのは基本的に企業に雇われている人が加入するものです。このためフリーランスエンジニアでは加入できないと考えている人も多いでしょう。
しかし、社会保険に加入する方法はフリーランスエンジニアでも存在します。
国民健康保険より安くなるということも多いですので、これからフリーランスエンジニアとして活動しようと考えている人は事前に確認しておきましょう。

フリーランスエンジニアが社会保険に加入する方法

フリーランスエンジニアが社会保険に加入する方法は以下の2つがあります。

  1. 任意継続を利用する
  2. 社会保険に入っている家族の扶養として加入する

詳しく述べていきましょう。

任意継続を利用する

サラリーマンをしていてこれから独立しようと考えているフリーランスエンジニアには社会保険の任意継続という制度が存在します。
サラリーマン時代に加入していた社会保険を2年間だけ継続することができる制度です。
加入している社会保険の大元に連絡をすることで切り替え処理をすることができます。
社会保険の任意継続で支払う保険料は、サラリーマン時代に支払っていた金額の2倍です。なぜなら、サラリーマン時代は社会保険料の半分を会社が負担していたからです。

任意継続の場合は会社が負担している金額も自己負担となるので注意しましょう。
社会保険料が2倍となっても国民健康保険料より安いことがあります。どちらが安くなるのかは比較することで知る必要があるでしょう。

国民健康保険料の金額は役所に連絡することで確認できます。国民健康保険料については自治体によって大きく異なりますので統一された金額というのはありません。自分が住んでいる地域の役所に尋ねなくてはあなたの保険料はわからないでしょう。

社会保険の任意継続制度は、すでにフリーランスエンジニアとして活動している人は利用できません。ただし、これからサラリーマンを退職してフリーランスエンジニアになるという場合には国民健康保険と比較して安い方を選べるチャンスがあります。

社会保険の任意継続を利用するメリット

メリットは2つあります。

  • 高所得だと国民健康保険より保険料が安くなる可能性がある
  • 家族を無料で保険に加入させることができる

フリーランスエンジニアとなったとしても健康保険料の支払いはしなくてはいけません。加入する保険は自分で選べますが、ほとんどのフリーランスエンジニアは国民健康保険ぐらいしか選択肢がありません。

しかし社会保険の任意継続を行えば国民健康保険より安い保険料で済む可能性があります。
どちらの保険も主に前年所得を基準として保険料が定められます。
ではなぜ社会保険の方が安い保険料になることがあるのでしょうか。
それは保険料の上限額が違うからです。
国民健康保険に比べて社会保険のほうが保険料の上限額が低いため、年収が高い人ほど社会保険の保険料が安くなりやすいです。

また社会保険では家族を扶養に入れると無料で社会保険の恩恵を受けることができます。

国民健康保険の場合は扶養という制度がないため家族ひとりひとりが保険料を支払わなくてはいけません。一方で社会保険の場合はメインとなる加入者の扶養として家族を入れられますので世帯全体の保険料が安くなります。

家族も保険に入れる必要がある場合には社会保険の方が圧倒的に有利でしょう。

社会保険の任意継続を利用するデメリット

デメリットも2つあります。

  • 任意継続をしたら2年間は移行処理ができない
  • 保険料を滞納したら期限の翌日に解約されかねない

社会保険の任意継続に切り替えてしまうと2年間は国民健康保険への移行処理ができません。

このため翌年に国民健康保険のほうが安くなったのに切り替えができない場合があるので注意が必要です。

また、保険料を滞納してしまうと納付期限の翌日から解約されかねません。国民健康保険であれば滞納しても事情によっては保険証を使い続けることが可能ですが、任意継続では即解約となることが多いです。

社会保険に入っている家族の扶養

すでにサラリーマンから退職してしまっているフリーランスエンジニアが社会保険に加入するには、家族の扶養に入るという方法があります。
扶養として加入するには一定額以下の年収や同居しているという制限がありますが、条件が満たせる人なら無料で社会保険に加入することができます。

社会保険に入っている家族の扶養となるメリット

メリットは保険料が無料となることです。
フリーランスエンジニアが国民健康保険に加入する場合、毎月2万円以上を支払うことが多いでしょう。このため家族の扶養として社会保険に加入できるのであれば保険料がまるまる無料となりますのでお金の節約になります。

社会保険に入っている家族の扶養となるデメリット

デメリットとしては収入や同居などの条件があることです。
特に収入面での条件が厳しく、1人暮らしで毎月の生活費を稼げているようなフリーランスエンジニアでは加入することは難しいでしょう。

フリーランスエンジニアが加入する一般的な保険制度

社会保険とは一般的には健康保険のみならず年金や雇用保険を含む場合もあります。
ここでは広義の社会保険という意味でフリーランスエンジニアが加入することが多い制度を紹介いたします。

国民健康保険

フリーランスエンジニアが加入する一般的な保険が国民健康保険です。
社会保険に加入できない場合にはこの保険に加入しなくてはいけません。
退職しても国民健康保険に加入するかどうかは自由に決められると思っている人がたまにいます。
これは勘違いで、健康保険は加入しなくてはならないと定められています。
ですので、退職して社会保険を脱退する場合は国民健康保険に加入するのが一般的です。

国民年金

こちらも国民健康保険と同様に加入しなくてはいけないものです。
サラリーマンの時には国民年金の他に厚生年金も加入することになるでしょう。
フリーランスエンジニアとして活動するのであれば国民健康保険と一緒に国民年金の手続きも行ってください。

保険や年金などの費用を安くする方法

国民健康保険や国民年金の保険料は安くする方法があります。
ではどのようにしたら安くなるのでしょうか。

免除制度を利用する

国民健康保険と国民年金には免除制度というものがあります。
保険料の一部あるいは全額を免除してもらうというお得な制度です。

しかし国民健康保険を免除してもらうには厳しい条件がついています。
前年度の年収が200万円を超えているような人は免除制度を利用することは難しいでしょう。

一方で国民年金に限ればサラリーマンを退職したばかりの人なら全額免除をすることが可能です。
実は国民年金はサラリーマンが退職した場合最大で2年間、年金保険料を全額免除してもらうことができるのです。

ただし全額免除してもらった場合、将来的にもらえる年金額は半額となります。それでもかまわないという人だけが年金の全額免除を利用しましょう。
国民年金の免除制度を利用するために必要なものは「離職票」です。
離職票を持っていけば退職した翌月からの年金保険料を最大で2年間全額免除してもらえます。
会社を退職してフリーランスエンジニアとなる人は国民年金の手続きをする際に離職票を持って行って同時に免除申請も行いましょう。

なお全額免除した年金保険料は、10年以内であれば遡って支払うことができます。
今はお金がない人は将来稼げた時に支払うと良いでしょう。

国民健康保険と、社会保険の任意継続のどちら安いかを比較する

サラリーマンを退職してフリーランスエンジニアとなる場合、国民健康保険の他に社会保険の任意継続という選択肢があります。
どちらの金額が安いのかは自治体ごとに異なるため、あなたが役所や保険組合に問い合わせてみなければわかりません。

あなたの会社の社会保険の大元に連絡をして、任意継続による保険料を確認してください。さらには役所などに連絡して所得を伝え、国民健康保険の金額もチェックしましょう。
比較してみてどちらが安いかで国民健康保険か社会保険の任意継続かを選びましょう。これをやるだけでも毎月1万円以上を節約できる可能性があります。

まとめ

これから会社を退職するフリーランスエンジニアが利用する保険としては「任意継続」と「国民健康保険」の2種類があります。
社会保険の任意継続は家族を無料で保険に加入させることができるメリットがありますが、1人暮らしの場合にはあまり意味がありません。
社会保険の大元に連絡をして任意継続による社会保険料を確認してみましょう。

さらには国民健康保険料を役所に連絡して確認し、安い保険を選択することが重要です。
フリーランスエンジニアとして活用するのであれば健康保険の他に国民年金にも加入します。

国民年金は、離職票さえあれば退職から最長で2年間は保険料の全額免除が可能です。積極的に免除申請をしていきましょう。
保険料対策をするだけで毎月1万円以上の節約ができますので保険についてはしっかりと学んでおいてください。

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