フリーエンジニアの健康保険の種類や保険料の抑えかたをチェック

フリーエンジニアとして活動するためには健康保険に加入しなくてはいけません。
しかしフリーエンジニアとして活動するためにどのような健康保険は選べば良いかを知っている人は少ないでしょう。

この記事ではフリーエンジニアが加入するべき健康保険の種類や、何かと高くなりがちな保険料の抑え方を紹介いたします。

具体的には、

  • フリーエンジニアが健康保険に加入しないと起こる問題点
  • フリーエンジニアにおすすめの健康保険の種類
  • 健康保険の加入手続きの方法
  • フリーエンジニアが健康保険で保険料を安くする対策

についてまとめました。

毎月数万円かかる保険料少しでも安くするためにフリーエンジニアの方はしっかりとチェックしておきましょう。

フリーエンジニアでも健康保険には加入しなくてはならない

 

大前提としてフリーエンジニアになったとしても健康保険には加入しなくてはいけません。
会社員時代には社会保険に自動的に加入となっていましたが、フリーエンジニアになってからは自分で健康保険を管理しなくてはいけません。
フリーエンジニアになった人の中には「医療機関を利用することはないから健康保険に加入しなくてもいいだろう」と考える人がいます。

これは大きな間違いです。

健康保険は基本的に加入しなくてはいけない制度のため、もし未加入期間があったとしても後からその保険分の保険料を請求されます。
健康保険に加入しないメリットはほとんどありませんので、毎月数万円を我慢して支払い続けなくてはいけません。

フリーエンジニアが健康保険に加入しないことで起こる問題


フリーエンジニアが健康保険に加入しないと様々な問題が起こります。

お金がなさすぎて支払えないというのであれば別ですが、医療機関を受けないからという理由で保険に加入しないというのはやめた方が良いでしょう。
フリーエンジニアが健康保険に加入しない時の問題点は以下の2つです。

  1. 医療機関を利用した時の費用が3倍以上になる
  2. 未加入期間の分まで保険料を請求される

健康保険に加入していると医療機関を利用した際にかかる費用が本来の金額の3割で済みます。
大きな怪我をして治療する場合はもちろんですが、歯医者などの日常的なものであってもその差を大きく影響してくるでしょう。

また健康保険は加入しなくてはいけない制度ですので、未加入の期間がある場合は遡って保険料を支払わなければいけません。
今まで健康保険には加入していなかったけれど、これからは国民健康保険に加入したいと思うこともあるでしょう。その場合、過去の未加入期間の保険料を支払わなければ保険証をもらえないでしょう。

保険証の恩恵を受けていないにも関わらず未加入期間の金額は全額支払わなくてはいけないのでデメリットしかありません。
健康保険はよほどの事情がない限りは加入して保険料を支払うようにしましょう。

フリーエンジニアにおすすめの健康保険とは

フリーエンジニアに向いている健康保険は主に2種類です。

国民健康保険

社会保険に入らない人が加入する健康保険が国民健康保険です。
ほとんどのフリーエンジニアは国民健康保険に加入しますが、他にも国民健康保険組合という種類もあります。

こちらは特定の団体や組合に参加していることを条件に国民健康保険よりもやや安い金額で入ることが可能です。
主にクリエイター向けの「文芸美術国民健康保険組合」という国民健康保険もあります。

人によっては半額以下で加入することも可能です。
文芸美術国民健康保険組合は仕事内容によってはフリーエンジニアでも加入ができる
可能性がありますので問い合わせてみてください。

社会保険

国民健康保険の他にあるのが社会保険です。こちらはサラリーマンしか加入できませんが会社員を退職してフリーエンジニアとして活動し始めた段階なら任意継続という制度を利用できます。

任意継続とは会社員時代の社会保険を引きつぐことができる制度です。
社会保険料はもともと半額を会社が負担していましたので任意継続をした場合には今までの2倍の金額を払わなくてはいけません。
それでも国民健康保険よりは安い場合があります。そういった場合には社会保険の任意継続を利用しましょう。

また、任意継続には家族を無料で保険に加入させられる「扶養制度」があります。
家族も保険に加入させたいという人には社会保険の任意継続が適しているでしょう。
任意継続は退職から2年後まで利用できます。それ以降もフリーエンジニアとして活動するのであれば国民健康保険の移行が必要となるでしょう。

健康保険はどのように手続きをすればいいの?

社員からフリーエンジニアになった際に健康保険をどのように手続きすれば良いかは分からないことでしょう。

健康保険の手続きは難しくありません。

  1. 今まで所属していた会社に「離職票」や「社会保険脱退証明書」を発行してもらい退職後に受け取る
  2. 退職日から14日以内に役所に行って国民健康保険の手続きをする

基本的にはこの2つの作業で十分です。

もし社会保険の任意継続を利用する場合にはあなたのいた会社が所属している社会保険の大元に連絡をしましょう。
以前の保険証に書いてある電話番号を確認したり、会社に尋ねたりすることで連絡先はわかります。

あとは保険組合の指示に従うだけで任意継続の手続きができるでしょう。
文芸美術国民健康保険組合などの組合に加入する場合は目的の組合に連絡を取ることで手続きを進められます。

フリーエンジニアが健康保険料を安くする方法

フリーエンジニアが健康保険料を安くする方法はいくつかあります。
特に何も手を打たなければ国民健康保険で毎月1万円以上、国民年金で1万円以上、さらには住民税で1万円以上が請求されます。

前年度年収が高い人の場合には毎月5万以上の請求となることも珍しくないでしょう。
では健康保険料安くするためにはどのような対策があるのでしょうか。

家族の社会保険の扶養に加入する

最も安く済むのは、家族が加入している社会保険の扶養に入れてもらうことです。
そうすれば保険料を支払う必要はなくなり生活は格段に楽になるでしょう。

家族の社会保険に扶養として加入するためには年収の制限や同居しているといった条件が必要となります。
フリーエンジニアとして活動していて前年の収入が100万円以下などの場合には家族の扶養として加入することは可能でしょう。
しかし年収300万円を超えるような人の場合は家族の扶養として加入することは難しいです。

国民健康保険の免除申請を行う

国民健康保険には保険料の免除という制度があります。
保険料の何割かを支払わなくても良いという制度で、利用できる人は積極的に活用した方が良いでしょう。

ただし国民健康保険の免除申請は非常に条件が厳しく、年収200万円以上の人は審査がほとんど通りません。ただし免除申請はできなくても2ヶ月程度であれば期限を延期することができます。

フリーエンジニアとして活動を始めたばかりでまだお金はないが、2ヶ月後なら支払いができるという状況の人もいるでしょう。
そういった場合には役所に行って期限の延長を申し入れてみることで延期してもらえることがあります。

社会保険料の任意継続と国民健康保険の金額を比較する

会社を辞めたばかりのフリーエンジニアであれば誰でもできるのがこの方法です。
社会保険料の任意継続と、国民健康保険の金額を問い合わせて比較しましょう。

まったく同じ保険料になることはなく、どちらかが安くなるはずです。
特に年収が上がれば上がるほど国民健康保険料のほうが高くなりますので、サラリーマン時代は年収が300万円以上あった人はしっかりと比較しましょう。
うまくいけば毎月1万円以上を節約することが可能となります。

文芸美術健康保険組合に加入する

もしあなたが行っているフリーエンジニアの仕事の条件が、文芸美術健康保険組合に加入できる基準を満たしているのであれば加入したほうが良いでしょう。
文芸美術健康保険組合は保険料が定額のため、一般的な国民健康保険に比べて費用が安くなる場合が多いです。

ただし、文芸美術国民健康保険組合はクリエイター限定の保険です。
指定された団体に加盟していることが条件のため、あなたの仕事内容に適した加入団体があるかを最初に調べる必要があります。

まとめ

フリーエンジニアになる上で必須なこととして健康保険への加入があります。医療機関を受診しないからと考えて健康保険に加入しなかったとしても、未加入期間の保険料はいずれ支払う必要があります。

そのため、サラリーマンを辞めてフリーエンジニアになるのであれば退職後すぐに保険に加入しておきましょう。
加入の切り替えをしないと未加入期間の保険料を無駄に支払うだけに終わります。

フリーエンジニアが加入できる健康保険には国民健康保険以外に社会保険の任意継続があります。
任意継続はサラリーマン時代の会社を保険に引き続き加入できるというもので退職時に手続きが必要です。
フリーエンジニアは社会保険の任意継続と国民健康保険で保険料が安い方を選ぶことをお勧めします。
また年収が200万円以下の場合には国民健康保険料の免除を受けられる可能性が出てきます。

特にお金が少ない時期だと保険料は生活費を圧迫しますので、積極的に免除制度を利用していきましょう。
国民健康保険の免除申請や切り替えは住んでいる地域の役所で行っています。
自治体によって国民健康保険料の金額は異なりますので事前に役所に問い合わせておきましょう。

 

 

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