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プログラミング言語としてPHPの需要は今後も高いか?

PHPは、Webエンジニアにはなじみのあるプログラミング言語です。 

Webエンジニアとは、WebサイトECサイト(Electronic Commerceサイトの略で、「電子商取引」を意味)などで使われるシステムの設計・開発・運用・保守を行うエンジニアです。 みなさんが1回は目にしたり、使ったことがある「Facebook」、「Yahoo!」、「ぐるなび」などもWebエンジニアたちがPHPを使用して作ったWebアプリケーションの一つです。Webエンジニアたちが使う言語は主にRuby、PHP、Python、Javaの4つです。その中でも、PHPは大企業で使用されているほど人気であり、また扱いやすい言語なのです。

 そんなPHPが、今でも人気のあるプログラミング言語である理由を見ていきましょう。 

PHPが世の中に登場した経緯 

PHP

インターネットが日本で普及し始めたのが1990年代初頭で、家庭でも一般的に利用され始めるのが1994年、そんな年にラスマス・ラードフ(Rasmus Lerdorf)が開発した「PHP Tool(PersonalHome Page Tools)」が誕生しました。これが今の「PHP(Personal Home Page)」の基礎となります。 

もともとこの「PHP Tool」は、自身が公開していたコンテンツの、アクセス履歴を調査する目的でPHPを開発していました。しかし、次第に利用者が増えたことにより要望も増え、ラスマスは「PHP Tool」に改良を加えてより大規模な実装にしました。この改修により従来の機能に加えて、データベースが扱えるようになりちょっとしたフレームワークのような存在になっていきます。1995年6月には「PHP Tool」のソースコードが一般に公開されました。同年9月にはPHPから名称を変更し、HTMLフォームデータの自動取得、HTMLへの埋め込み型の記述方式などを持ったツールである「FI」として実装しています。このFIの機能のいくつかが現在のPHP基本機能として今も使用されています。 

しかし、徐々にFIが表にでてきた段階でラスマスは大きな行動にでました。それはFIのコードをすべて書き直したのです。それがリリースされたのが、1995年10月です。ここでまた「PHP」の名前が表にでてきます。この言語は当時としてはかなり進んだスクリプトインターフェースを持っていました。また、意図的にCの構文に似せて作ることで、他のエンジニアたちが移行しやすいようにしたのです。その後もすごい速さでコードの書き直しが行われ、1996年4月に「PHP/FI」という名前でリリースされました。このように何回も書き直しが行われた言語ですが、それだけ当時は波が激しかったということですね。この第二世代の実装で、 PHP は単なるツール群からプログラミング言語へと進化を遂げたのです。改修を重ねていく中で、DBMSや MySQL そして Postgres95 などのデータベース、クッキー、ユーザー定義関数などのサポートが組み込まれました。 

そこから更改を繰り返すことで1998年5月には、当時のインターネット上のドメインのうち、約1%にあたる割合が、PHP/FIをインストールするという結果を残します。その後、1998年にPHP 3.0が、2000年5月にはPHP4.0が公開されます。この頃になると、PHPも大きな勢力の1つとなっており、ユーザーも大幅に増えました。PHP3.0の場合は、最盛期にはインターネット上の10%にあたるウェブサーバーにインストールされるまで成長しました。 

そして今では、冒頭に説明しているように大企業が使用しているほど、世界規模のプログラミング言語となっています。 

なぜPHPの需要が高い? 

ではなぜ、PHPは需要が高いのでしょうか。それは、プログラミング初心者でもとっつきやすいこと、アプリケーションを開発するための近道となるフレームワークが充実しているからです。同じWebアプリケーション言語として最近人気を集めているRudyがありますが、Rudy経験者はPHPから始めている人が多いです。また、専用の開発ツールがなくてもOSに搭載されているメモ帳があれば作成することができるのは、Webアプリケーションを始めるタイミングでのコスト削減へつながります。

さらにPHPはマニュアル公式サイトに載っており、運用を行う上でのサポートが充実しているのも魅力の一つです。これを読んでいる皆さんも一度考えてみてください。一般にプログラミング言語を始めるときは、環境設定から始まります。それらは書籍開発ツールが必要となってくることが多いです。でもそれら環境設定を簡略化できて、マニュアルも書籍を買う必要なく、公式のホームページで参照できることを知っていれば、難しくないと感じませんか。だから、初心者の方はPHPから始める人が多いのです。 

でも1990年代に公開された言語だからニーズに合っていないのではないかと考える人もいると思います。しかしながら、PHPはその都度ニーズに応えるために更改を繰り返した実績があります。加えて、よく耳にするオブジェクト指向の対応もPHP5.0から導入するなどの必要に応じて柔軟な対応をしていることも、需要を高めている理由の一つであります。 

すでにPHPで開発された案件が多い 

PHPはすでに一定の地位を築いているプログラミング言語です。みなさんの周りでも、PHPを得意としているエンジニアが多いのではないでしょうか。比較的初心者でも付き合いやすい言語であることから、経験者が多いので人をアサインしやすい言語であります。 なにより、昨今は日本全体が人手不足です。さらに、ITエンジニアとなれば一層人手が足りていません。よって、これから新規にシステムやwebアプリケーションを開発する際に、PHPエンジニアが現在多いのであれば、PHPで開発しよう、と考える人も多いです。 

そしてその結果として、PHPエンジニアが市場に増え、それに従って案件の数も増えるという形です。すると、「PHPの需要は増えても、PHPエンジニアの供給過多にならないか」といった不安を感じるかもしれません。システムを開発して運用している立場から考えると、扱えるエンジニアが多いことで安心してPHPを使い続けるという選択肢が生まれるのです。 

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プロトタイプから本格運用が早い 

 Web開発の現場において、まずフロントエンドエンジニアがプロトタイプを作成するというケースが非常に多くなっています。特に、開発工程においては「画面設計」からスタートしますが、「プロトタイプの作り込み」は重視されます。 

これは、動作を確認する画面があってデザインUIがわかったほうが、完成形へのクライアントのイメージが鮮明になるからです。その結果、クライアントからも意見が出しやすく、エンジニアとの目的地の共有にものすごく役立ちます。その後の開発工程が非常に楽になるのです。また、プロトタイプがクラインアントの要求を満たしていれば、実際のプロジェクトGOサインがでたら、品質のチェックを行ってそのまま公開できるケースもあります。 

 PHPであれば、プロトタイプ作成から実装までが非常に早いため、サービスをスピーディに展開できます。Webアプリケーション用のプログラミング言語として扱われているRubyと比較しても、コードを書いてからのスピードは遜色ありません。クライアントが求めているよりスピーディなサービスの展開にて適している言語なのです。 

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PHPの需要がなくなるとしたら 

しかし、「PHP離れ」が起こる可能性は充分あります。現に、数年前までは非常にニーズが高いと考えられたCOBOLも、いまではJAVAにコンバートされ、また徐々にPythonが大頭してきています。このように、将来的に需要がなくなるケースは十分考えられますので、そのあたりはしっかりリスクヘッジしておく必要があります。エンジニアとしてPHP一本だけで勝負、は避けて複数の言語を学んでおく必要があります。時代に合うべく進化してきたPHPではあるものの、1990年台に登場しているため、発展には限界があるからです。 

しかし、そういったPHP離れのリスクはあると言っても、PHPが今のWebアプリケーションの根底にあることは変わりません。比較的初心者が始めやすいPHPは、いわば誰もが触れることのある言語であると言っても過言ではないでしょう。その言語に触れておくことで、いざ現場にでたときにベテランのエンジニアとの交流のきっかけにできたり、PHPから新しい言語へのコンバート作業などに対応することができます。エンジニアとしてPHPを学ぶことには大きな価値があるのです。 

 IT業界は本当に変化が激しい業界です。冒頭の経緯でもお話した通り、何度も何度も改修を繰り返してきた結果として今のPHPがあります。今後も時代の移り変わりを十分チェックしていくことは、エンジニアとして今後仕事を続けていく上で絶対に必要なことです。IPA(情報処理推進機構)が毎年発表されている「IT人材白書」では今後、IT人材は減少傾向にあるといっています。また、国の機関である経済産業書が「ビックデータ」「人口知能」「IoT」「ロボット」の分野が将来、人材不足に陥るとのレポートも提示されています。このように今後の情報収集はいずれ必要となってくる技術です。これらはどのビジネスでも通じることであり、IT人材が不足するならば、今後は好案件が増加するのではと予測する可能性に期待できます。1つのことだけに視点を絞らず、日々最新の情報を掴んで活躍し続けられるエンジニアを目指しましょう。 

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