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ベビーテックとは?赤ちゃんの安全管理だけではないテクノロジーの活用法

ベビーテック(Baby Tech)とは、テクノロジーを活用した赤ちゃん用品や関連サービスです。日本では、欧米ほど普及していませんが、潜在的な市場規模は大きく、注目を集めている業界です。今回は、ベビーテックについて、どのような製品があるのか、現状や将来性はどうなのかを解説いたします。 

ベビーテックとは?

ベビーテックは育児の分野にテクノロジー技術を活用することを指す言葉で、赤ちゃんの安全管理や健康管理、遊びや教育、成長記録など、幅広い分野でテクノロジー化した製品が発表されています。働くママの育児負担の軽減や、保育施設などの人手不足対策になると注目を集めています。

赤ちゃんの睡眠時の様子を見守るベビーモニターや、授乳回数や体温といった健康状態を管理するアプリなどを目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。それらのように、育児分野でテクノロジーが活用されることで、親や保育者の育児負担が低減することが期待されています。

ベビーテックでは、主に下記のような分野の製品が登場しています。

  • 安全管理
  • 健康管理
  • 遊び
  • 教育

※参考
育児分野にもテクノロジーが進出!「ベビーテック」とは?
https://bae.dentsutec.co.jp/articles/baby-tech/

次章で詳しく見てみましょう。

ベビーテックの分野ごとの特徴

安全管理

安全管理は、ベビーモニターや睡眠管理デバイスなどが該当します。
ベビーモニターでは、赤ちゃんの様子を映像でモニタリングするだけではなく、赤ちゃんの動きを感知して知らせてくれたり、泣き声を検知してスマホに知らせてくれたりという製品も登場しています。
例えばパナソニックのベビーモニターでは、赤ちゃんの泣き声を感知したら子守唄が自動で流れる機能や、室温が設定温度の範囲外になると通知が届く機能などもついています。

allb 公式サイトより
幼児向けウェアラブルデバイスの例

睡眠管理デバイスは、主に赤ちゃんの睡眠中の事故を減らすことを目的として開発されており、呼吸や動きに異常があればスマホに通知される仕組みが取られています。
オールビ(allb)やOwletのようなウェアラブルデバイスや、hugsafetyのような布団の下に敷くタイプのデバイスなどがあり、このようなIoT技術が、保育施設のお昼寝の安全対策にも活用されています。

健康管理

健康管理の分野では、スマート哺乳瓶やウェアラブル体温計といった最新のIoTデバイスが登場しています。日本では未発売のものも多いのですが、海外ではスマホを操作するだけでミルクの調乳ができるものや、貼るだけで継続的に赤ちゃんの体温を計測できるものなどが発売されています。

日本でリリースされている健康管理ツールでは、母子手帳アプリや授乳回数やオムツ替えの回数などの育児記録のアプリもベビーテックに該当するのではないでしょうか。誕生日を登録しておくことで、予防接種の時期を知らせる機能や、パパや祖父母と共有できり機能などもついています。

遊び

赤ちゃんが遊べるアプリや、スマホと連動したおもちゃもベビーテックの1分野と言えるでしょう。

赤ちゃんが遊べるアプリでは、赤ちゃんが好む音が出るアプリや、動きをタップして楽しむ簡単なアプリなどがあります。おもちゃでは、スマホと連動して車内に搭載されたカメラの画像が楽しめるプラレールや、何度でも繰り返し描ける電子スケッチブックなどがあります。

教育

教育分野では、教育×テクノロジーのエドテック領域とも言える、知育アプリやタブレット教材などが該当します。

赤ちゃんのうちから教育は少し早いと感じる方もいるかもしれませんが、赤ちゃん向けの知育玩具や知育アプリを一度は利用したことがあるパパママも多いのではないでしょうか。また、乳幼児向けの通信教材でも、タブレット学習のスマイルゼミのようにWEB上で教材が配信されるものや、タッチペンで音声確認しながら学べる英語学習用の教材などもあります。

ベビー用品・関連サービスの市場規模とテクノロジー化

ベビー関連の市場規模

矢野経済研究所の調査によると、ベビー用品・関連サービスの市場は、右肩上がりで拡大しています。
2016年37,493億円、2017年40,019億円、2018年42,515億円(予測)と報告されており、5年前の2013年の29,026億円から急速に市場が拡大していることがわかります。

出生率は減少しているものの、ベビー関連サービスを中心に市場が拡大しています。ベビー関連サービスのうち、待機児童問題などを背景とした保育サービスの市場の拡大が後押ししていると考えられます。
少子化が叫ばれる現代ではありますが、ベビーテックの潜在的な市場規模は共働きの増加とともに拡大が見込まれています

※参考
【プレスリリース】2017年の国内ベビー用品・関連サービス市場は前年比6.7%増の4兆19億円/株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2083 

ベビーテックで活用されているテクノロジー

ベビーテックの分野をご確認いただくと、現状ではIoTデバイスやアプリなどの分野が多いことが分かります。
ベビーテックで活用されているテクノロジーは幅広く、IoT関連の製品開発技術やセキュリティ技術、アプリ関連技術、WEB関連技術、データ関連技術などがあります。ベビーテック分野では、最先端技術を活用することで新たなサービスが生まれていると言えるでしょう。

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日本でのベビーテック業界の現状と将来性

日本のベビーテック業界は大手企業が多い

日本では、パナソニックのような家電メーカーやピジョンのようなベビー用品メーカー、ソフトバンクの子会社など、大手企業によるベビーテック関連の製品化が見受けられます。育児関連のアプリでは、ソフトバンクやドコモなどの子会社やエムティーアイのような大手ベンチャー企業により開発・運営されているものが目立ちます。

このように、現状、日本のベビーテック業界は、比較的規模の大きい企業によりけん引されていることが分かります。しかし、海外ではスタートアップ企業によるアプリやスマートデバイスの開発が盛んです。日本でも、今後ベビーテックに参入するスタートアップも増えるのではないでしょうか。

今後、製品化されるものも増えるのでは?

日本では、ベビーテック関連の製品やサービスはまだまだ少ないのが現状です。乳児の睡眠を見守るIoTデバイスの製品化や、健康管理アプリや知育アプリのリリースは目にしたことがある方も多いでしょう。それ以外のベビーテック関連商品やサービスでは、欧米では実用化されていても日本では未発売のものも多く、あまりベビーテックが普及している実感はないかもしれません。

しかし、保育園の人材不足の問題や、共働き世帯の急増という社会的な課題を解決していくためにはテクノロジーの力が必要不可欠です。保育園や幼稚園、教育関連はテクノロジー化が遅れているレガシー産業とも言える業界です。今後、テクノロジー化が進められる余地は存分にあるのではないでしょうか。

まとめ

ベビーテックは、日本でも注目を集めている分野の1つです。ベビー用品と連動したIoTデバイスや、健康管理や情報共有を目的としたスマートフォンアプリ、タブレットやスマートフォンを活用した教育関連サービスなど、様々な展開が期待されています。

潜在的な市場規模も右肩上がりに成長が予測されています。フリーエンジニアとしてベビーテック業界に関わる機会があれば、将来のキャリアに繋がる可能性は高いのではないでしょうか。最先端技術を活用した製品やサービスも多く、求められるスキルも高くなるため、常に学ぶ姿勢が必要になるでしょう。

現状、フリーエンジニア向けの案件では、ベビーテック企業の取り扱いは少ないかもしれません。興味がある場合には、フリーエンジニア専門のエージェントに相談をしてみるのがおすすめです。

小規模なエージェントでは、条件次第で、エンジニアに代わり営業を代行してくれるところもあります。
エミリーエンジニアでも、フリーエンジニアの営業代行を承っております。条件により代行出来る場合と出来ない場合がありますので、お気軽にお問合せ下さい。

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